前立腺摘出手術の際に、主治医から勃起中枢神経の温存を問われました。
勃起をつかさどる神経は、前立腺の両側にくっ付いているとのことです。
前立腺を切除すると当然その勃起神経も切除されますが、その神経を残すこともできるそうです。
悩みました・・・。
そのときは癌がどこまで広がっているか分からないため前立腺と一緒に切除することを了承したものです。
前立腺と勃起中枢神経を切除し、その後の性機能はどうなったのか。
手術しても性的な興奮しますよね。
まあ、これは手術とは関係なく精神的なことなので。
でも当然勃起はしなくなりました。
興奮すると心臓がドキドキし血液が勢い良く流れるためか僅か大きくはなりますが勃起とまではならないです。
またイクという感覚は残っているもんですね。
でも射精はしないです。
精管を切っているので当然ですが・・。
感覚は残っていても、実際の射精時ほどの快感はありませんね。
性欲はどうかというと、落ちたというか性に対してあまり気にしなくなりました。
当然ですが、使うことができないのだから気にする必要も無いのです。
そもそも妻との関係は、手術前から疎遠になってはいました。
まあ、年齢的なものもあるかもしれません。
手術で勃起中枢神経を温存するかどうか悩みましたが、人それぞれ考えの違いもあるかと思います。
術後10年以上が経ち、その判断が良かったのか悪かったのか分かりませんが、現在も生かされていると思えば良かったんじゃないかと思います。