前立腺摘出と尿漏れの記録

前立腺がんの摘出とその後の尿漏れの生活

手術当日

12月11日午後から手術開始予定。

若い看護婦さんに浣腸をしてもらうが、「できるだけ我慢して!」と言われたが、1分も待たず出てしまった。
また手術に備えて剃毛されるが、私は毛深いため、へその上まで剃ってもらった。
自分の娘くらいの看護婦さんに、このようなことをされ恥ずかしいような情けないような気持ちになった。
看護婦さんは大変ですね。

さらに事前に点滴用の注射針を刺したが、血管が細いせいか、左腕ではだめで右腕に刺し直しです。

また胃までの管を鼻から入れられるが、違和感で吐きそうになったがなんとか我慢し時間まで待機。

昼ごろに呼ばれて、手術着に着替え、緊張ぎみで手術室まで歩いて行った。

手術台に上がり、麻酔の注射を背中に刺されるが、前回行った下半身麻酔とは違い、背中に細い管を入れられ、ここから麻酔や痛み止めを入れるようだ。

また手術台は、下半身を高く、上半身を低く斜めにして手術を行うと言われた。

後から聞くと、腸を胃のほうに寄せて、前立腺の手術をやりやすくするためと説明があり納得。

麻酔の薬が入ります。
と言われ、視界がぼやけて来たと思っていた途端、一気に意識がなくなった。


意識が戻ったのは、夕方の5時過ぎで4時間くらいの手術であった。

手術室から集中治療室へ移動となり、鼻の管は無くなったが、酸素マスクを付けられ、腕には点滴、へその少し上からは体液をとる管や、尿の管が繋がり、手術中は、呼吸も止めているそうで、人工呼吸のためか、呼吸は喉から管を通していたため、声はガラガラで、唇も多少切れて腫れている状態であった。

まもなく家族がやってきて、少しの間話をしたが、4〜5時間の結構長時間の手術だったようだ。

管だらけで一晩この状態で過ごしたが、麻酔の影響で頭痛があり、また定期的に血圧計の動作や、血流をよくするために足の裏を圧迫するポンプ装置も付けられ、ほとんど寝れない状況であった。